みかずきのいえ

 
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ひとりごと そうか。東京が好きなのか。

おはようございます、みかずきです。
ちょっときっかけがあり、私(みかずき)は東京のことが好き?精神的に東京人になったことでもあるんだねといった事を言われて、はじめて自分の気持ちに気づいて腑に落ちたような心地になっています。

そうか…私は東京が好きなのか

もともと天邪鬼精神が働き、東京には興味なかった
きっかけは中学生くらいの頃かな、日本でも有数の田舎と呼ばれる地域に住んでいたわたしの元に、今思うと理由は知らないけれど東京に旅行に行こうといわれ、母と二人で遊びに行った。
けれども母と招待してくれた誰か?がトラブルを起こしたのか、二人で都内を彷徨う事になったので、母がディズニーランドに連れて行ってくれたのですが、みかずきはほら天邪鬼だからディズニーランドにはまるで興味がわかず、
突然いったから下調べも情報もありません。まわりはとても盛り上がっていたのに、冷めたままではいけないと、みかずきはただでさえ長距離移動と大都会の喧騒に疲れ果てていたのに、子供が大喜びするように心で泣きながらはしゃいでみて、母に孝行したものです。
そんな楽しそうな私を見て、母も安堵していました。
当時はインスタントカメラ。夜のパレードまで撮影しましたが、30枚全て、前の人の頭の後頭部が反射して、おじさんの光るつむじしか取れてなかった。これも小遣いはたいて焼きましした写真は、母親にも誰にも見せることはありませんでした。

時は流れて高校生。推しのアーティストをみにお小遣いを貯めて友人と東京行きを決行しますが、そこでも私はそのアーティストを見れればそれで十分だったのに、
イケブクロで夜景だ、ハラジュクで洋服買いだ付き合わされて、田舎に帰ると聞かれることはライブがどうだったではなく皆ハラジュクとやらでクレープはたべたのか、ダイカンヤマで洋服はみたのか、そんな事ばかりに関心があったようで、
すべて知らない記憶ない(ノ-_-)ノ~┻━┻と一蹴してた

そんなわけでわたしには東京はミーハーの巣窟
行かなきゃならなかったから行っただけで東京そのものはひどくつかれるし楽しかった思い出など一つもなかった印象でした。

さらに時はながれ、最初に入りたかった職場に内定、勤務地は神奈川県の配属となりました。この神奈川県という所がなかなか静かで便利で、私には肌に合うところだったし、港町でしたので県民性も開放的で気持ちのいい人たちばかりでしたので、私はこの神奈川を第二の故郷として骨を埋めるつもりだったのに、九州出身者は全員 福岡オープンプロジェクトの打診を受けてしまう。

半年家賃補助というエサにつられてフラフラと福岡にもどり、これがまた港町ですから神奈川と県民性が似ており、居心地良く過ごしていました。
腰を痛めて退社しましたが、今の会社も福岡採用です。
私は福岡に骨を埋めるつもりだった。

でも、それでおわらなかった

大阪に来て、経験を活かし西日本をみてくれないか。

東京に来て、経験を活かし東京と西部全てを見てくれないか。

そうやって結局は東京にきた
そこまで馴染みのある地ではないので、早々にまた転勤だろうと思っていたら、予想以上に長くなった。
故郷と育ちの地が違う私にとって、ここはとても長くなってきた

自分でご飯をつくり自分を食べさせて、自分の選択で自分だけの力で生きてきた、という意味では人生で一番長くここにいます。


自己都合ではなく会社都合で東京にきているとはいえ、かなり情がわいていることはもう否定できず、昨今の東京であればいくらでも叩いていいという風潮に、強い怒りを覚えます

首都なんぞそんなに欲しければくれてやればいいし、ここが首都なんかでなければよかった
私は自ら選んで都内田舎に住み都会の喧騒から離れていますが、いつもこのほんの少し廃れた緑と住宅街を撮影し散歩しては感嘆しています。※よく知り合いに写真を送っています

わたしは、好きなんだなと。ここが。

私のようなコミュ障には隣人がどんな人かも知らない、この冷たいさびれた街が好きなんだよね
首都からはずされ、廃れてしまえばいい。
それでも私はこの街にいたいし、人がいなくなってしずかになった東京などには老後ぜひ住みたいなと思う

あらゆるヘイトのベクトルが、東京からはずれてくれる未来がきますように
(特に雪の季節)

攻殻機動隊の首都は九州だったでしょう
もういいんだよ東京じゃなくて。

諸々この地域はもう、飽和状態なんだから。