みかずきのいえ

 
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英雄伝説 朱紅い雫クリア ネタバレ記事

おはようございます~みかずきです。

それでは朱紅い雫ネタバレ記事を投下します。

以下、未プレイの方はご遠慮願います。

  ネタバレのない記事はこちらになります。

さて、ネタバレをしますが前回感想で書いた通り、

よかったこと、いやだったことは今回50%50%ですね。

いやだったことも非常に大きいですが、よかった部分は個人的には白き魔女よりも上です。

白き魔女の方が、マイナス要素が少なめで

朱紅よりもマイルドだったという違いかなー。という感じですので、悪いことをツラツラ書いている事も

作品の否定ではないのであらかじめ申し上げます。

ただ、マイナスの感想も非常に多い作品です。

 

 

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私がプレイしたのはPCなんちゃか88?などという名前バージョンのようで(調べるつもりはありません)

聞いた話によるとレベルとともに自然に魔法を覚えていきますので(サブクエストなるものもなかった)

おそらくたくさんあるバージョンの中で「易しい」部類に入る朱紅い雫だったと思います。

 

ストーリーはいにしえ系の中ではぶっちぎりの1位だったのではないでしょうか。

音楽も抜群の、群を抜いて1位です。

 

ただ、ストーリーはまさに光と闇といいますか陰陽が自分の中ではっきりしていて

ものすごく素敵なストーリーでしたが闇の部分(重い悲劇の部分)があまりにも強く

少々胸やけを起こしてしまったことも確かです。

これが、ゲームがぽんぽんと進むてんぽのよい作品であれば、

「ちょっと重かったけどいい作品だったよね」で済みますが、あまりにもプレイ時間が無駄に長く

かかってしまった為、結果として「重くて苦しい時間が長くて疲れた」という感情を持ってしまいました。

 

難しいバージョンの方だとアイメルも途中死んでいることになっているらしく

さらにはマドラムが救世主じゃなくてボルケイドに協力している暗殺者として登場とか、

マドラムが死んだあとドミニクが復活してしまうとか、シャノンが一時的に敵側にまわるとか

さらにさらにおもっくるしい要素満載だそうです(;´Д`)ええええ・・

 

マドラムが死んだときはやっとドミニクに会えたねって思ったし、

シャノンは存在理由がわからなかったけど敵側にまわる出番があったんだなぁとか

途中アイメルも死んだとかもう、アヴィンも泣きっ面に蜂みたいな事態が次々にふりかかっていたんだなと。

 

そこでいう、ラストの賢者ガウェインが

「アヴィンはもう十分悲しんだ。これ以上というのは神といえあまりにも酷ではないか」と。

もうこのセリフに私のこのゲームに関する感想がすべて詰まっていましたよ・・!(;´Д`)

 

~そう怒るでない賢者よ~

…と神の声がしたときはもう、あああ・・よかった。って思いましたよほんと。

あれでエンディング突入してたらもう、「ク〇ゲー」認定でしたね私は(;'∀')

 

それほど重かったのです、ずっと。

 

 

全体的にみると、

・アヴィンとマイルの楽しい旅が全体の半分。

・【中間】事件と放心状態 自分を見つめる時間・方向性の模索

・アヴィンとルティスで神器を集め剣を作り悪をくじく戦いが半分

という流れでしたでしょうか。

 

クリアしてみると、悪だったのかどうかはなんともいえない所ですが

前作白き魔女のときの「今迫りくる目の前の滅び」に対する危機感とは違い、

朱紅い雫は「滅びの歴史がある、これからくるかもしれない大いなる滅びのうねりを知る」

という部分だったのかと思いますね。

広い視野でみれば悪が悪一色であるとは言い切れない部分は、白き魔女にも共通するのかなと。

・・とはいえ、白き魔女のラスボスは悲しい人であったともいえる部分に魅力があるわけですけれどもね。

 

また、このタイトルである朱紅い雫というのはラストで明かされることになりました。

これは素敵でしたね~v 演出もけっこう割かれていたとおもいます。これを伝えたいがために演出だったかなと思うので

剣で断ち切る演出とは別に、

悪を打ち払うものでもなく、

 

この朱紅い雫が人の力をこえて奇跡を起こした。

それは決して神々の力ではない。

 

ここに一番強いメッセージがあったのですね、本当に素晴らしいと思いました。

こういうクサさがファルコムですよね。

会長の汗のにおいがぷんぷんします(笑)←やめなさいw

 

この青臭さは今のファルコムにもほんのり残っていますが、思い出してほしいなとも思います。

意外と今度の黎の軌跡の主人公を見る限り、青臭い物語を出してくるのかなとも思いますが

クロスベルのロイドの熱血くささともちがう、こういうアヴィンのような80~90年代的なクサさを前面に出してくれたら

うれしいなと思ったりしますね。

 

ちなみに、ストーリーを多少マイルドにアレンジしたのは、今の社長のこんちゃんのようです。

あーーもうすごいわかるーー(;´Д`)こんちゃんありがとう。

あなたのアレンジがなかったら、私は重すぎて投げてた可能性が高いよ・・!

 

近藤社長の重さっていうのはうんざりする重さはもってこないところなのですよね。

うーん、重いストーリーはしっかりもってきますが、「悲劇」をこえて「悲惨」にはしない感じ。

そこに彼の悪人になりきれないやさしさとぬくもりを感じるものです。

悲劇はしっかりもってきますが、必要以上に悲しさをあおるような悲惨さみたいなのまでは

作品に残さないところがありますね。

 

これによってマイルドになってしまっていますが、私はこれでよかったと思います。

基本的におびえ顔が好きだったり悲劇ものが好きだったり、リスカ・自殺・吐血・流血・精神障害上等的な

ff7後半などの展開が好きな人は、より深淵の深みを感じ取れるアレンジ前(笑)の方が

好みにあうかもしれませんね。

私、重苦しすぎるの・・いやなのだ(-_-;)

 

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さてストーリーだけでとんでもない量になりましたが、続けて戦闘システムです。

これはなかなか面白かったです!

 

私は好きでしたねー。

このシステムがのちの軌跡シリーズの礎になったのかなと思うシステムでした。

円形みたいなところにアイコンがあってくるくる回すところもそっくりですね。

魔法や特技の単体や範囲の概念などもおなじなのでしっくりきました。

あれをあわせるのは楽しいです。先読みするのですよね、エネミーとの距離を。

 

船上の戦いで顕著でしたが、通路に人がいると仲間同士でもどん詰まりを起こしたり

人がいることで回り道をしないといけなかったり、

いちど近くまでいかないと範囲回復が最適の状態で使えなかったりと、軌跡シリーズよりはるかに

制約が大きいものの、これはこれでなかなか頭を使わせられて楽しいと思いましたね。

 

いにしえゆえのめんどくささとも思いますが

軌跡シリーズはうまくこれをブラッシュアップしましたね・・!感動です。

空の軌跡時代のオーバルアーツのセットと同じで、今は違って今も昔もイイ、というのは

まさにこういうところかなと。

 

ただ、戦闘難易度において

難易度が高すぎると感じた戦闘がありました。それは

 

精霊全般です いやーもう風だったかが本当に苦労して(-_-;)

 

風だったかはさすがに攻略をみました。

攻略をみても攻略らしいものはなく、アンチマジックかければいいよくらいだったのですが

当然それでは勝てないセンスという壁がありますので

風だったかの属性ダメージを減らす石のアクセサリーをまず全員分購入しに

町に戻ったり・・

それから初期配置をきめてヒーラーの進行の邪魔をさせないようにしたり、召喚獣の置き場所を練ったり・・

もうレベルはそこでできるレベリングのマックスまで進めていたので

本当にあの手この手で何日も停滞しましたねー(;´Д`)あそこほんと二度とやりたくないー。

 

ちなみにその次の精霊もつよく、私はこのあたりで一度1週間ほど投げましたね(;^ω^)

でもこの何十時間の努力を無駄にしたくなく、ただただそれだけでこのおもっ苦しい話を

なんとか頑張りぬいた記憶ばかりが残っています。

もうそんな中マドラムが自爆したときはね・・もうね・・ほんとね・・重くてさ・・(白目

 まぁ彼は使命を果たして幸せにドミニクとあの世で会えてるからいいのだけれどね・・

 こんちゃんアレンジない方はドミニクがよみがえっちゃうそうだけど、それってマドラムの苦しみは・・orz

 

ボルケイドやラスボスは、確かにむずかしかったのですが

精霊ほど準備のいるものではなくて、なんとなく戦い中にパターンがつかめたら首の皮1枚でつながるくらい

ぎりぎりの戦いでいけた感じでしたのでよかったです。

 

あれで何度もやり直しさせられたら泣いてましたね絶対。

戦闘の幅が大きく広がった反動で、敵の難易度も格段にあがってしまったものと思われます。

もう少しこのあたりがうまく調整されていればいいなぁと不安でいっぱいになりました。

あまりにも難しくて・・

 

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ストーリーラストの具体的な感想 追記

みなさん、冥府でレミュラス爺さんに再会したときに涙腺崩壊したらしいのですが、

私はそこは・・え? おじいさん久しぶりー!っていう逆にパァッ☆となったところだったから

かん・・どう?はしなかったかな。うれしい感動はあったけど涙とは種類の違うもの。

 

それとは別に一番感動したのはラストのラストかな。

 

最後にルティスが迎えに来た時に、

「薪割りなんてやってるのね」

って声をかけたら、その先にいたアヴィンがさ

その場で振り向かずにゆっくりした声色でこう答えるのです

 

誰かさんをまもるために 体を鍛えておかないとってな

 

ギャアアアアアアアア・・・

なんですかこの間は。このゆっくりしたテキストの送り方は・・!

 

そういってゆっくりと振り向くんですよ

鳥肌・・!

そして何もいわずにお互いが駆け寄るのです・・!!!

 

そしてそこで暗転! 終了です!!ギャアアアアアアアアアア!!!

 

 

ここ、このゲームしてて一番感動したところなの。

ちょっと涙でてしまったよ。あ、マイルが塵になるときも号泣でしたが

ここのシーンはうれしくってたまらなくて、クリアしたんだっていう満足の涙。

 

いやぁぁ・・最後のここは本当によかったですね。

すばらしかった・・私はこのためにゲームしてたよ・・

もっとプレイ時間が短かったら良作こえて名作に位置したかもしれないくらい、私はここが好き。

あの別れ際に結ばれるのもいいのですがね、

ルティス自信が自分で過去に対して清算してすっきりして戻ってきたというのが

 

アヴィンにふさわしい女性になれた

 

という事だと思います。

はぁ・・よかったね。よかったよ。

個人的にはマイルが死んだときやマイルをよみがえらせるとき、もう少しアイメルの介入がほしかったなと

思いますが、そういえば彼女はアレンジ前はともに死んでたんでしたっけ(-_-;)

 

そうおもうとシャノンの介入もわかるのですが

うーん、マイルにはストレートにアイメルと恋仲になってほしかったなぁ。という部分がありますね。

 

 

 

それでは、めちゃくちゃ長くなりましたが、朱紅い雫の感想を終わります。

あまりにも難しすぎて、最後の作品をpc版でプレイすることをためらっています。

空の軌跡もpc版でやるとむずかしい事この上なかったのですよね・・

 

psp版を買おうかなぁなんて思ったりしている今日このごろ・・(悩)